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動物たちとの出会い(2)~喜びと別れ~

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前回のブログでは
病気で落ち込む僕が、
カフェで犬や猫たちと出会い
アニマルセラピーの効果を実感したことを書きました。

動物たちとの出会い(1)~アニマルセラピー~
https://yanocchi.com/blog/131

 

もちろん犬と暮らしたい、、、しかし
病気で、まだ犬を飼う自信がなかった僕は
ある情報を手にしました。

どうやら、保護犬の動物愛護団体では
「お預かりボランティア」というのを募集しているらしいのです。

簡単に言えば
保護犬が、新しい家族に出会う日まで
お家で一緒に暮らして、その犬の面倒を見るというものです。

妻が調べてみたところ、
海外では【Foster】フォスターと呼ばれていて、
日本でも最近はその仕組みが広まってきているとか。

 

これなら今の僕でも出来そうだし、
なにより大好きな動物たちの役に立てる! ということで
さっそく、ある団体さんに連絡を取りました。
すると、すごく早くお話が進んで、
すぐにワンちゃんのお預かりをすることになりました!

(出会ったときのモモちゃん)

 

とりあえず最初は
臨時という形で1週間のお預かりでしたが、
我が家に、待望の保護犬
ミニチュアダックスのモモちゃんがやってきました!!!

 

いやぁ、、、
病気になって以来、
こんなにうれしいことはなかったです。

 

それまで、病気の恐怖から
ほとんど寝ることができなかったのですが、
モモちゃんが来て、一緒に寝るようになると
10時間くらい一回も起きずに熟睡できたんです!


(一緒にぐっすり熟睡)

 

病気のツライことも、
犬がそこに居てくれるだけで
こんなに和らぐものなんだ、、、と
毎日実感していました。

 

動物の癒しの力はすごいです。

 


(僕たちは“ももち”と呼んでいました)

 

もちろん、すぐに僕は
モモちゃんを愛してしまいました。

 

繁殖場からレスキューされ、
長い道のりを車に乗ってやってきたというモモちゃん。
彼女の心にもきっとツライ経験やトラウマがあるのだろう。
そんなモモちゃんを、幸せにしてあげたい。

 

この子を、我が家に家族として迎え入れよう!
そんな気持ちがどんどん募っていきました。

 

ところが・・・。

モモちゃんを引き取りたい、と相談したところ、
ボランティアでフォスターが預った子は、
簡単に飼えないルールが存在するということを、後から聞かされました。
僕や妻が、どんなに
モモちゃんを幸せにしたい、
一緒に暮らしたい、という気持ちを伝えても、
団体さんに、全否定されてしまいました。

このルールは各団体さんに依るのですが、
なにしろ保護犬をもらうハードル(譲渡条件)は
なかなか高いのが現状なようです。

 

僕はこの時まで、そんな現実があるとは知らず、、、
家族がいない犬&その子を家族にしたい人間、が一緒になって
これで万事ハッピーという世界だと思っていたので、
大きなショックを受けました。


(ももち、どこかで元気にしているかな?)

 

そういう訳で、僕を救ってくれたモモちゃんとは
お約束通り1週間でお別れしなくてはならなくなりました・・・。

 

あの日の悲しみ、一生忘れません。

 

病気になって以来、初めて体験した幸せ、
なのに、お別れしなくてはならない。

「この子は家族を探している、
僕は、この子を家族にして一生幸せにしたい、
そんなシンプルな願いがなぜ叶わないんだろう?」 という感情。

 

健常者の自分だったら決して味わうことのない
深い悲しみ。

 

お別れして、モモちゃんが引き取られていく車を見送りながら、
僕は、まるで小さな男の子の様に声をあげて泣きました。

 

僕の病気は、脳の誤作動によるものだと言われています。

もちろん、「別れ」というこんな強いストレスは、
脳に良いわけがないです。
実は、僕のような人間にこそ
「お預かりボランティア」は荷が重すぎたのです。

 

そして妻と僕は話し合い、
いよいよ
自分たちの家族にするべき保護犬を
探し始めるのです。

 

つづく

(このブログやSNSは妻が代筆しています)

 

 

動物たちとの出会い(3)

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